261102
読み物としての判例六法が面白すぎる。 判例六法とはそれぞれの条文に対してそれに該当する過去の判例が併記してある六法と言えば伝わるでしょうか。例えば殺人罪の罪状に加えて「じゃあ実際の判例はどんな内容だったの?」を読み解くためと思われます。私は法学に勤しむわけではなく、こたけ正義感に影響を受けて判例六法を買いました。
買った判例六法をペラ読みしているのですが、まぁ~~面白い。お手元の判例六法開いてください。刑法の208条が暴行罪です。「暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、二年以下の拘禁刑若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する」。はい、書いてありますね。その隣に過去の判例が載っています。その9番目読んでみましょう。
「相手方と向かい合って立ち、約三十ないし五十センチメートルの距離を保ったまま、秒速一・三メートル余りの速度で約四メートル前進することは、後方の確認をする時間的・精神的余裕のないまま相手方を後ずさりさせる行為であり、相手方との直接の身体接触はないが、これをして転倒させ怪我をさせる危険性を有するから、傷害罪の実行行為である暴行に当たる」
……要するにガン飛ばしてオラつきながら相手ににじり寄った場合、肩パンしていなくても暴行罪になる可能性がある、ということなんですけども、堅苦しい文章で表すと独特の面白さがあって良いですね。
全部が全部そうではありませんが、だいたい面白いです。そもそも日本の法律って何があるのかそんなに知らないので、条文を読むだけでもまぁまぁ面白いです。紙の値段が高騰しているこの現代において、2000ページ以上ある判例六法がなんと3960円! 4000円切ります! 皆さんぜひ買いましょう。暇つぶしにもってこいです。少々重いのが難点ですが。